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イタミンキア イタリア語を面白おかしく学びたいをモットーに、おうまさんが運営しています。

イタリアにはラブホがないんだって

私には付き合いの長いFくんという友人がいる。Fくんとはイタリア留学時代に知り合った友人で、私の数少ない親しい友人のうちの一人である。

そんな彼は、付き合いも長いが、顔も長い。私はそんな彼の愛くるしさに敬意を込めて、彼のことを「おうまさん」とよんでいる。

彼も私同様イタリアとイタリア人が大好きで、常にイタリアに関するたくさんのくだらない痴話話研究成果を私に語ってくる。彼の今までの研究成果は以下の通りである。

 

「イタリアにおける合コンに関する理論的分析」

k-lieux.hatenablog.com

 

「イタリア語学習者にみられるマイナス的要素に関する実証的検証」

k-lieux.hatenablog.com

 

そんな彼とまた居酒屋で飲むことになったのだが、今回も懲りずに語ってきたのは、「ラブホの存在意義に関する日伊対照研究:文化的背景に着目して」である。まあ、要するにイタリアにはラブホがないということを熱く語ってきただけ。

 

知ってますか、イタリアにはラブホがないんですよ。ラブホって日本特有の文化で、欧米諸国にはほとんど存在しないんすよ。そこで今回は、どうして日本にラブホが存在するのか、なぜイタリアにラブホは必要ないのか、という切り口から日伊の文化的バックボーンの差を考察したいと思ってるんす

といきなり畳み掛けてくるFくん。

 

ラブホテル、通称ラブホなんすけど、一説によるとルーツは江戸時代の「出会い茶屋」らしいっす。

ほう、それは知らなかったな。

 

そうなんすよ。それで昭和初期に爆発的に広まったんすけど、戦争で多くが焼失してしまって、一時は絶滅の危機にたたされたんす。その後戦後の復興が進んで都市部に多くの労働者が流入し...*1

ほほう、君は顔も長ければ話も長いんだな。

 

 それで、イタリアどうしてラブホがないのかということなのですが、(自主規制)で、(自主規制)になって、それが(自主規制)なんすね。

ほほほう...

 

日本には(自主規制)が(自主規制)で、イタリアは(自主規制)で(自主規制)。そしてこのために、(自主規制)が(自主規制)とあいなるわけです。(自主規制)(自主規制)(自主規制)(自主規制)(自主規制)....

ほほほほほう、ちょっとまて、おい、大概にしろください、お願いします。

 

彼の発言はそのまま転載するにはとても下品な言葉遣いで溢れていたので、以下で簡単にまとめ直す。ただし、あまりにも下品になりかねないので、以下ではオブラートに包んだ形でお話する。下品な話題がお嫌いな方はここでブラウザバック推奨です*2

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愛情表現の一つ:性行為

日本人は性行為を「恥ずかしい行為」として捉えている。一方でイタリア人は「それを恥ずかしい行為」とは捉えずに、「愛情表現の一つ」として捉えている

 

人前でのハグ・キスの延長線上に性行為

みなさんの中にも、欧米の方がよく人前で手を繋いだりキスをしたりするのを見たことがある人がいるだろう。これは、彼らにとって恥ずかしい行為ではなく、誇るべき行為なのだ。愛している二人は手を繋いだり、ハグをしたり、キスをしたりする。これは彼らにとっては当たり前のことであり、性行為もその延長線上に位置づけられる

 

ルームメイトがいても性行為

私がかつてルームシェアをしていたときに、結構な音を立てながらルームメイトが恋人とイチャイチャし始めたことがあった*3。「おいおい、まじかよ」と内心あたふたする私を尻目に、他のイタリア人ルームメイトは素知らぬ顔で自分の作業を続けていた。これは彼らにとっては当たり前の日常茶飯事的行為であることの一つの証左である。

 

愛情が抑えられないのなら車で性行為

イタリア人はそこが適切な場所であるかは気にしない。普通のホテルだろうと旅館であろうと、そこでしたいならするのである。人前でキスしたくなったらするのと同じである。外で愛情が漏れ出そうになったら、車を走らせ、ひと目のつかぬところへ行く。

面白いのは、イタリアには、暗黙の了解として、「車でしてもいい場所」というものが存在するらしい*4。みんなそこに集まって、ライトを消して、みんなで暗黙のうちに楽しむらしい。

 

場所の重要性と性行為

日本人は行為に及ぶ際に、その場所がその行為をするのに適切な場所であるのか、ということを大事にする。したがって、そういう行為が適当であると判断される「ラブホ」は重宝されるのである。そこがそれをする目的の場所であるからだ。そこで思う存分楽しみたい、これが日本人の発想だ。

一方のイタリア人は、場ではなく愛情表現を優先する。それは究極的には自由な愛の形......

 

 

 というわけで、イタリアにはラブホはないんすよ〜。

と、語り尽くして満足なイタリア好きのFくん。さぞかし彼も夜はイタリアンスタイルなんだろうなあとゲスな思いに耽っていると、彼はこういったのである。

 

でも、僕は、もう枯れちゃって、あんまりやる気がでないんすよね〜

 

 

 

 

 

 

 

どうやら彼はもう引退したらしいです。

まだまだ若いのに。

 

 

 

 

 

 

合掌。

 

 

 

 

 

 

 

*1:こんなことFくんが知っているはずがないと思って問いただしてみたら

http://www.nippon.com/ja/views/b02701/を参考にしましたとか言ってました。許してやってください。皆様は、こんなくだらない記事より、こちらの質のいい素晴らしい記事を参考になさってください。

*2:イラストはHさんからのもらいもの

*3:もちろん自分の部屋でです。

*4:もちろん夜の人があまりいない場所である