イタリア人とウンコの話です。
といってもイタリア人が嫌な奴だとかそういう話ではありません。あくまでも彼らの使うイタリア語の中に頻繁に出てくる「ウンコ(cacare カカーレ)」*1についての話です。
日本語でも、「あいつクソ野郎だよな」とか「クソ!失敗した!」とか、「ウンコ」に関連する表現ってありますよね。基本は「クソ」が使われると思いますが、最近は、「あいつウンコだよね^^」みたいに「ウンコ」も使われるように思いますが、どうですかね。
それはともかく、日本語と同じでイタリア語でも「ウンコ」は悪い意味で使われますよ、という話です。悪い意味であるという点では一致していますが、イタリア語の「ウンコ」はかなり便利です。どう便利かというと、いろいろな場面で使える(?)汎用性を持っているということです。
それでは、せっかくですら、イタリア語の「cacare (ウンコをする)」の悪い意味を見る前に、便利な使い方(?)をまずを見てみましょう。
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構ってちゃん用法
Lei non mi caca mai. レーイ ノン ミ カーカ マーイ
というと、「あいつ、俺のこと全然構ってくれないんだよね」という意味になります。直訳すると「彼女は私にウンコをしてくれない」です。おお、汚い!好きな人であってもウンコはトイレでしてほしいですね。
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ビックリしたよ用法
Mi sono cacato addosso! ミ ソーノ カカート アドッソ
Mi sono cacato nelle mani! ミ ソーノ カカート ネッレ マーニ
というと、「めちゃくちゃびっくりした!」という意味になります。直訳すると上が「ウンコ漏らしちゃったよ」で、下が「手の中にウンコしちゃったよ」です。「addosso(何かが上にのっかているよ的な意味)」を使った文はなんとなくわかりますね。日本語なら「ちびった」という感じでしょう。しかし、よくよく考えると「手の中にウンコしたよ❤️」ってなんか違和感ありますよね*2。どこをどうすればそうなるんだよ、とツッコミたくなります。
まだまだ書きたいことがあるのですが、思ったより長くなりそうなので二つに分けます。まさかこんな記事で二つに分けることになるなんて夢にも思っていませんでした。ミ ソーノ カカート アドッソ。