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イタミンキア イタリア語を面白おかしく学びたいをモットーに、おうまさんが運営しています。

ちょっといやらしく聞こえるイタリア語と日本語

どんな言語にも別の言語で聞くと少しいやらしい別のことばに聞こえてしまう、ということがあります。それはイタリア語と日本語の間でも同じです。イタリア語ではなんでもないことばが日本語ではいやらしく聞こえ、日本語ではなんでもないことばがイタリア語ではいやらしく聞こえてしまう、そんなことがあります。今回はそんないやらしい言葉たちを紹介していきます。以下、そういうネタが苦手な方はブラウザバック推奨です。

 

イタリア語から日本語でまぁいやらしい♥

有名なやつばかりだとは思いますが、私が思いついたものを以下に挙げておきます。

 

♡チンチン(cin cin)

イタリア語では乾杯のときの声掛けをcin cinと言いますが、言わずもがな日本語では少しまぁ♥ですね。有名な話です。一説によると、このチンチンは、「どうぞ」を意味する中国語の「清(qing:チン)」から来ているらしく、それが転じて、グラスとグラスが当たるときのオノマトペになったようです*1。ですから彼らは乾杯の前に大きな声で「チンチン!」と言うわけですね。ただ最近のイタリア人は「チンチン」が日本語ではまぁ♥なことを知っていて、場に日本人がいるときにはこれを避けることが少なからず見受けられます。その場合にはBrindisi!(ブリンディシ:乾杯)と言ったり、A salute!(ア サルーテ:健康に!)などと言います。

でもこういう配慮を無視してちんちん!とか叫んだりすると意外に受けたりします。

 

ちんちんfooooooooooo!!!!

 

取り乱しましたすみません。次のお上品ないやらしいいお言葉にうつります。

 

♡マンコ(manco)

これも結構有名な話ですが、イタリア語では何かが欠けていることをmancare(マンカーレ)と言います。これは動詞ですが、この動詞の一人称単数現在の形がmanco(マンコ)です。日本語ではまぁ♥ですよね。じゃあこのマンコはいつ使うのかというと、ti manco?(ティ マンコ?:あなたは寂しい?)と使います。tiは「あなた」で、この文はおおまか「私はあなたに欠けていますか」→「あなたは(私がいなくて)寂しいですか」となります。恋人同士でよく使う甘いフレーズで、イタリア語では甘いのに、日本語だと少しまぁ♥になってしまう有名なフレーズです。

 

♡テンガ(tenga

これをいやらしいとか言うと怒られちゃう気もするのですが、そこは目をつぶって許してください。tenaga(テンガ)は、「つかむ」「持つ」を意味する動詞tenere(テネーレ)の三人称単数命令形です。三人称で相手を命令するとはいかに?となりますが、これは敬うべき相手に使ういわゆる敬意表現です。したがって、「持っていただけませんか」くらいの意味になります。二人称ではなく三人称を使うことで距離を保ち相手への敬意を示す、といったところでしょう。さて、このテンガ、日本語ではまぁ♥ですよね。ご存じない方は以下のリンクを御覧くださいちなみに私は使ったことも無ければ触ったこともなく実物を目にしたこともありません

TENGA(テンガ)公式サイト

そしてなんと!このテンガにはドリンクもあるということを最近知りました。

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先日イタリア人の友人たちが渋谷のタワーレコード前でもらったらしく、喜々として私に見せてきました。彼らは最初は何かわからなかったそうなのですが、缶の「ナイトライフ」という表示をみて「アーハン」というAHA体験をしたそうです。私も少し興味本位で味見をしましたが、見た目は黄色いドロッとした感じで、お薬みたいでした。ちょっと辛くて甘いという、何を言ってるんだって思われるかもしれないのですが、そういう味でした。甘ったるさの中にピリ辛な感じ、そんな飲み物だったんです。

 

日本語からイタリア語でまぁいやらしい♥

今度は日本語ではなんでもないことばがイタリア語ではまぁ♥になってしまうものをご紹介します。

 

♡そっか〜

まずはこちらの「そっか〜」です。何かに納得した際に使うことばですよね。これがイタリア語ではまぁ♥となります。イタリア語にはsucchiare(スッキアーレ)という動詞があります。この動詞の意味は「吸う」です。そして、これの二人称単数命令形がsucchia(スッキァ)なのですが、「そっか」がこのsucchia(スッキァ:吸え)に聞こえるそうです。スッキァァ、スッキャ、スッカー、そっかという感じですね。この「吸え」という意味で場面によってはまぁ♥となりますどんな場面なのかとかそのへんはご想像におまかせします。実は、シチリアなまりのほうが日本語の「そっか」に近いらしく、シチリアの友人は「そっか〜」という日本人をみて大爆笑していました。彼らには「あああああ吸ってぇえええええええ♥」に聞こえるみたいです。

 

セガ

あのゲームで有名なセガもイタリア語ではまぁ♥となります。

sega.jp

segaはイタリア語では男の人のG行為を意味します。セガをする」といえば、ゲームをすることではありません。G行為をすることです。segaセガ)は本来は「ノコギリ」という意味ですが、ノコギリで何かを切断するときの動作から来ているのではないかと私は勝手に予測しています。ですから、日本語では「セガしようぜ!」と言ったら*2、とんでもない意味になってしまうわけですね。気をつけましょう!

 

ミンティア

ミンティアもイタリア語では要注意です。

www.mintia.jp

さっきからTENGAとかSEGAとか固有名が多いのはご愛嬌です。ミンティアはイタリア語のminchia(ミンキア:ちんちん)にそっくりです。少し前のミンティアのCMは、サッカーの本田選手が「ミンティア、持ってる?」とこちらに語りかけてくるものだったのですが、私は彼に問われるたびに、「ええ、持ってますとも、ほらこkoni....」なにをはしたないことを言っているんだ、と憤慨していました。


いかがでしたか。外国語を学ぶときはまずはこういうまぁ♡なところからです。こういった知識が土台になりますから、イタリア語を勉強している方もそうでない方もしっかり心に留めておいてください♥

 

 

 

*1:Wikipediaのbrindisi(乾杯)の項目を参考にしました

*2:今どきこういう言い方をするのか、そもそもそんな言い方はしないのかは知りません。

様々な愛のカタチをイタリアの番組に学ぶ

愛のカタチは様々です。そして危機の迎え方も十人十色です。愛に答えなどありません。皆さんは危機を迎えた時どのようにそれを乗り越えますか。

 

イタリアには、交際期間は長いけれど倦怠期に陥ったり危機を迎えたりしているイタリア人カップルを集めている番組があります。その番組のタイトルは、「テンプテーションアイランド(Temptation Island;誘惑の島)イタリア人カップルがそれぞれの愛のかたちを確かめ合う番組です。

 

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この番組、夏のスペシャル番組の一つで、一回3時間が6回分という超ロングなスペシャル番組。

 

はなしは、交際期間は長いが倦怠期や別れの危機を迎えたカップルたちが、その関係を改めて見直すためにある島に集められるところから始まります。島は、男が集められる部分と女が集められる部分に分けられています。趣旨としては、そこである一定の期間(三週間くらいだが、これは短くなることもある)を過ごし、恋人との関係をそれぞれが考え直すというものです。この時点で若干下世話な匂いがすると思った方は、勘がとても鋭い。そう、これだけでは終わらない下世話な番組なのです。

 

というのも、男の側には、シングルの美人が用意されており、女側にはこれまたシングルのイケメンたちが用意されています。そして、彼らはその中から仮のパートナー的存在を選び、不満をぶちまけたり、甘えたり、時には(ピー)こともあるのです。このシングルのイケメン美女たちがまさに相手を誘惑(temptation)する島(island)というわけですね。

 

そこでお互いに相手の発言や行動を見ながら三週間ほど過ごし、一緒に島を出るか、別れを告げて島を出るかを最終的に決めます。揺れ動く愛情とそこに交わる嫉妬と怒りにうろたえる登場人物たちを見て視聴者は楽しむというわけです。

 

ゲスいですねぇ。大変ゲスい番組です。ちなみに2017年の視聴率は19.41%、皆さんが出会うイタリア人の五人に一人はゲス野郎という計算です。そんなやつとは付き合ってはいけません。こんな人の不幸に苦しむ姿を見て楽しむようなやつとは一緒にいてはいけませんよ*1

 

ということで、私はこんなゲスい番組を見るのも嫌なのですが、せっかくなので、2017年版の登場人物とともに、彼らが抱えている問題を紹介したいと思います。意外といろいろな愛のカタチとそれに悩むところが面白いんですよ。私はゲスじゃあないけど、せっかくなのでね、愛について考えるためにまとめたいんですよ。せっかくだからね。本当はこんな番組まとめるのも嫌なんだからねっ!

 

カミッラさんとリッカルドさん 

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リッカルド(男)さんとカミッラ(女)さんは心のそこから愛し合っています。しかし愛し合っているがゆえに、離れ離れになっているときはお互いが嫉妬のしすぎで危機を迎えます。そこでこの嫉妬の気持ちをコントロールできるようになりたい、という意気込みで番組に参加を決めました。

 

サラさんとニコラさん 

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サラ(女)さんとニコラ(男)さんは現在21歳と34歳。年の差カップルですね。彼らはなんと5年も付き合っています。つまり付き合い始めたときはサラさんはまだ16歳!そして、サラさんにとってニコラさんはたった一人のお付き合いをした相手。一方のニコラさんは超プレイボーイ。彼の周りにはいつも女性の影が...すると当然サラさんは嫉妬に苦しむわけですが、一方のニコラさんは永遠のピーターパン!そこでサラさんは、ニコラさんが彼女にとって付き合うべき男性なのかを確かめるべく番組に参加を決めます。一方のニコラさんも、サラさんが別の男になびかないかを確かめるべく番組に参加を決めるのです

 

ヴェロニカさんとアントニオさん

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ヴェロニカ(女)さんとアントニオ(男)さんですが、彼女は大学生、彼はある会社のモデル兼代表。アントニオさんからヴェロニカさんに猛アタックをかけて付き合い始めますが、なんとアントニオさんにはすでに二人の子供が!ヴェロニカさんはそのアントニオさんの過去のせいで悩み続けます。そして彼女は本当にこの重みに耐えられるのか、またアントニオさん側もヴェロニカさんが彼の過去の重荷にもかかわらず愛し続けてくれるのか、これを確かめるべく番組に参加することとなったのです。

 

セルバッジャさんとフランチェスコさん

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セルバッジャ(女)さんとフランチェスコ(男)さんはもう5年も同棲している仲です。でも二人の仲は順風満帆ではありません。なぜなら、セルバッジャさんがとてもとても嫉妬深いからです。そのせいでいつも喧嘩が絶えません。彼らが6ヶ月別々に過ごしたときにも危機を迎えましたが、この危機はなんとか乗り越えることができました。しかし、セルバッジャさんは、この離れ離れだった時期にフランチェスコさんが不貞行為を働いたと信じて疑いません。そこで彼女は本当にフランチェスコさんが将来一緒にいることができる人物なのかをその目で確かめるべく番組参加を決めます。フランチェスコさんは隠すことがないですから、こちらも参加を決め、特にセルバッジャさんが彼を信頼してくれるようになるかを注視します

 

フランチェスカさんとルーベンさん

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フランチェスカ(女)さんとルーベン(男)さん。2年4ヶ月のおつきあいです。ルーベンさんは、フランチェスカさんが人生の伴侶だと信じて止みませんが、フランチェスカさんはそうは思っていません。何度かフランチェスカさんがルーベンさんを振ろうとしたこともあるのですが、最終的にはルーベンさんの愛に負けてもとのサヤに戻るということを続けてきました。しかし、やはり納得のいかないフランチェスカさん。自分とルーベンをつなぐ気持は愛情か愛かを確かめるために番組に参加を決めたのです。一方のルーベンさんは自分が相手の人生の伴侶となりうることを示すために意気込みます。

 

ヴァレリアさんとアレッシオさん

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ヴァレリア(女)さんとアレッシオ(男)さんは、5年以上の付き合いで、そのうちの3年は同棲しています。しかし彼らの性格は、ヴァレリアさんが保守的であるのに対し、アレッシオさんは野心的でありうまく噛み合わず、問題も多く抱えています。ヴァレリアさんは子供が欲しいと考えていますが、野心あふれるアレッシオさんはそうは思いません。そこで二人は二人の関係の本当の意味を問うために番組への参加を決めるのです。

 

以上の6組のカップルの番組の参加の動機はそれぞれですが、全てに共通する思いは「現状の愛のカタチに苦しんでおり、それを何とかして変えたいという気持」です。そのきっかけとするべく、彼ら彼女らは番組に参加を決めています。

 

さて、冒頭ではさんざんゲスい番組と述べました。確かにそういう面も多くあります。しかし、最終的なテーマは「愛」ということで、彼らの歪んだ愛のカタチがどのように修復または完全に破壊されてしまうのか、ということを視聴者は楽しんで見るようです。結局「愛」なんですね。イタリア人は「愛」を見たいということです。

 

ちなみに、こちらの番組、全て以下のサイトで見ることができます。公式で違法ではないので安心してください*2

 

www.wittytv.it

 

みどころたくさんの番組ですので、ぜひお時間があって気になる方はご覧になってください。愛がいかに脆く、いかに強固であるかを知ることができます。いつか簡単なネタバレを含む感想も書けたらいいなぁと思っていますが、いかんせん長いので未定です。

 

*1:とはいっても、実は愛情の確認し合うという面もあるのでお涙ちょうだい的な番組でもあります

*2:上記の登場人物の紹介も、こちらのサイトを参考にして簡単にまとめました

【クイズ・ミリオネア】イタリア語の「ファイナルアンサー?」は結構違う。

私には言ってみたいフレーズがある。恥ずかしくてとても誰かに言えたものではないのだが、このくだらない記事を書き散らかしているブログになら書いてもいいかもしれない。恥を晒してもいいかもしれない。

 

皆さんは随分昔に流行ったクイズ番組、「クイズ・ミリオネア」をご存知だろうか。4択のクイズが簡単なものから難易度順に出され、少しずつ賞金が上がり最後には1000万円に到達するという夢の番組。そのクイズの出題者であるみのもんたが、解答者が答えを出すと、本当に自信があるかを問うために「ファイナルアンサー?」と聞くのだ。そう、

 

ファイナルアンサー?↓*1

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そう、私は「ファイナルアンサー」と言ってみたい。そう、あの名言、ファイナルアンサー。ひらがなで書くとふぁいなるあんさあ。日本語に訳すと、最終解答*2

 

使える場面は限られているが、だからこそ、ここぞという時に思い切り言い放ちたい。

 

恋人に振られそうになったときに

「おいおい、それがお前のファイナルアンサー?」

 

何度も何度も追いすがって、それでもクールにきめたいときに

「そう...まあ、きみがいうなら、きっとファイナルアンサー」

 

それでも無理よと言ってくる恋人に、最終勧告だとでも言わんばかりに

 

「君のハートにロックオンされた僕の答えはそう、君と結婚すること、それが僕の世界の、宇宙の出した最終解答、ファイナルアンサー」

 

って。

 

私はどうしても「ファイナルアンサー」と言いたい。英語風に言うとファイノォアンスァー、イタリア語で言うとアッチェンディアーモ。

 

でもちょっと待って。イタリア語でいうとダサくない?あっちぇんでぃああも?平仮名で書いてもダサくない?日本語に訳すと、「私たちが点灯します」*3。ちょっと待って。意味が分かんないだけど。ちょっと待ってマジ待って。

 

アッチェンディアーモは、「点灯する、点ける」という意味のaccendere(アッチェンデレ)の一人称複数形で、要するに、「一緒に点けましょうか?」くらいの意味になる。これはどうやら、クイズ・ミリオネアの答え合わせで、4択の答えのうちの一つが光ることからきており、「それを点けましょうか」ということらしい*4

 

でもちょっと待ってマジ待って、これじゃあカッコがつかなくない?

 

「おいおい、それがお前の私たちが点灯します?」

「そう...まあ、きみがいうなら、きっと私たちが点灯します」

「君のハートにロックオンされた僕の答えはそう、君と結婚すること、それが僕の世界の、宇宙の出した最終解答、私たちが点灯します」

 

「私たちが点灯します」って、オリンピックの聖火じゃないんだから。運動会の選手宣誓でもないんだから。これじゃ、ちょっとカッコ悪くない?なんかマジダサくない?

 

でもちょっと待って、そもそもファイナルアンサー以外の部分がダサくない?超ダサくない?そんなこと言われたら百年の恋も冷めちゃわない?

 

待って待って、よく考えたら「ファイナルアンサー」もダサくない?日常で使ったらダサくない?

 

ちょ待って、なんかもう全部ダサくない?ダサくて笑止じゃない?

 

待って、そしたらこの記事全然意味なくない?本当に全然意味なくない?

 

 

ということで、終わるに終われなくなったんで、最後に一句。

 

「寒いね」と話しかければ「ファイナルアンサー!」と答える人のいるあたたかさ*5

 

 

それでは。

*1:イラストはHさんからのもらいもの

*2:Google翻訳

*3:グーグル翻訳

*4:なので正確にはL'accendiamo?で、「それを点けましょうか」になっている

*5:俵万智『サラダ記念日』の一句からです。ごめんなさい。

イタリアにはラブホがないんだって

私には付き合いの長いFくんという友人がいる。Fくんとはイタリア留学時代に知り合った友人で、私の数少ない親しい友人のうちの一人である。

そんな彼は、付き合いも長いが、顔も長い。私はそんな彼の愛くるしさに敬意を込めて、彼のことを「おうまさん」とよんでいる。

彼も私同様イタリアとイタリア人が大好きで、常にイタリアに関するたくさんのくだらない痴話話研究成果を私に語ってくる。彼の今までの研究成果は以下の通りである。

 

「イタリアにおける合コンに関する理論的分析」

k-lieux.hatenablog.com

 

「イタリア語学習者にみられるマイナス的要素に関する実証的検証」

k-lieux.hatenablog.com

 

そんな彼とまた居酒屋で飲むことになったのだが、今回も懲りずに語ってきたのは、「ラブホの存在意義に関する日伊対照研究:文化的背景に着目して」である。まあ、要するにイタリアにはラブホがないということを熱く語ってきただけ。

 

知ってますか、イタリアにはラブホがないんですよ。ラブホって日本特有の文化で、欧米諸国にはほとんど存在しないんすよ。そこで今回は、どうして日本にラブホが存在するのか、なぜイタリアにラブホは必要ないのか、という切り口から日伊の文化的バックボーンの差を考察したいと思ってるんす

といきなり畳み掛けてくるFくん。

 

ラブホテル、通称ラブホなんすけど、一説によるとルーツは江戸時代の「出会い茶屋」らしいっす。

ほう、それは知らなかったな。

 

そうなんすよ。それで昭和初期に爆発的に広まったんすけど、戦争で多くが焼失してしまって、一時は絶滅の危機にたたされたんす。その後戦後の復興が進んで都市部に多くの労働者が流入し...*1

ほほう、君は顔も長ければ話も長いんだな。

 

 それで、イタリアどうしてラブホがないのかということなのですが、(自主規制)で、(自主規制)になって、それが(自主規制)なんすね。

ほほほう...

 

日本には(自主規制)が(自主規制)で、イタリアは(自主規制)で(自主規制)。そしてこのために、(自主規制)が(自主規制)とあいなるわけです。(自主規制)(自主規制)(自主規制)(自主規制)(自主規制)....

ほほほほほう、ちょっとまて、おい、大概にしろください、お願いします。

 

彼の発言はそのまま転載するにはとても下品な言葉遣いで溢れていたので、以下で簡単にまとめ直す。ただし、あまりにも下品になりかねないので、以下ではオブラートに包んだ形でお話する。下品な話題がお嫌いな方はここでブラウザバック推奨です*2

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愛情表現の一つ:性行為

日本人は性行為を「恥ずかしい行為」として捉えている。一方でイタリア人は「それを恥ずかしい行為」とは捉えずに、「愛情表現の一つ」として捉えている

 

人前でのハグ・キスの延長線上に性行為

みなさんの中にも、欧米の方がよく人前で手を繋いだりキスをしたりするのを見たことがある人がいるだろう。これは、彼らにとって恥ずかしい行為ではなく、誇るべき行為なのだ。愛している二人は手を繋いだり、ハグをしたり、キスをしたりする。これは彼らにとっては当たり前のことであり、性行為もその延長線上に位置づけられる

 

ルームメイトがいても性行為

私がかつてルームシェアをしていたときに、結構な音を立てながらルームメイトが恋人とイチャイチャし始めたことがあった*3。「おいおい、まじかよ」と内心あたふたする私を尻目に、他のイタリア人ルームメイトは素知らぬ顔で自分の作業を続けていた。これは彼らにとっては当たり前の日常茶飯事的行為であることの一つの証左である。

 

愛情が抑えられないのなら車で性行為

イタリア人はそこが適切な場所であるかは気にしない。普通のホテルだろうと旅館であろうと、そこでしたいならするのである。人前でキスしたくなったらするのと同じである。外で愛情が漏れ出そうになったら、車を走らせ、ひと目のつかぬところへ行く。

面白いのは、イタリアには、暗黙の了解として、「車でしてもいい場所」というものが存在するらしい*4。みんなそこに集まって、ライトを消して、みんなで暗黙のうちに楽しむらしい。

 

場所の重要性と性行為

日本人は行為に及ぶ際に、その場所がその行為をするのに適切な場所であるのか、ということを大事にする。したがって、そういう行為が適当であると判断される「ラブホ」は重宝されるのである。そこがそれをする目的の場所であるからだ。そこで思う存分楽しみたい、これが日本人の発想だ。

一方のイタリア人は、場ではなく愛情表現を優先する。それは究極的には自由な愛の形......

 

 

 というわけで、イタリアにはラブホはないんすよ〜。

と、語り尽くして満足なイタリア好きのFくん。さぞかし彼も夜はイタリアンスタイルなんだろうなあとゲスな思いに耽っていると、彼はこういったのである。

 

でも、僕は、もう枯れちゃって、あんまりやる気がでないんすよね〜

 

 

 

 

 

 

 

どうやら彼はもう引退したらしいです。

まだまだ若いのに。

 

 

 

 

 

 

合掌。

 

 

 

 

 

 

 

*1:こんなことFくんが知っているはずがないと思って問いただしてみたら

http://www.nippon.com/ja/views/b02701/を参考にしましたとか言ってました。許してやってください。皆様は、こんなくだらない記事より、こちらの質のいい素晴らしい記事を参考になさってください。

*2:イラストはHさんからのもらいもの

*3:もちろん自分の部屋でです。

*4:もちろん夜の人があまりいない場所である