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ITAMINKIA

イタミンキア イタリア語を面白おかしく学びたいをモットーに、おうまさんが運営しています。時々日本語教育の話も混ざりますが仕様です。

『うんこ漢字ドリル』だと?じゃあこっちは『イタリア語うんこ活用ドリル』だ!

ショックです。

先を越されました。大変ショックです。

 

最近巷で『うんこ漢字ドリル』というのが話題です。漢字を面白おかしく学ぶために、すべての例文に「自然にうんこを紛れ込ませること」に成功したというドリルです。

 

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生

日本一楽しい漢字ドリル うんこかん字ドリル 小学1年生

 

 

例えば、「海外のニュース番組がぼくのうんこをしゅ材しに来た」の「しゅ」を漢字にする、という具合。

学校の勉強がどうなったら面白くなるのか、という試行錯誤の中で生まれたアイディアらしい。

イタリア語のうんこの表現に分析を加えてきた当ブログとしては、先を越されるかたちになりました

 

例えばうんこについて記事を書いたことがあります↓

 

k-lieux.hatenablog.com

 

論文も発表しました↓ 

イタリア語うんこ学会では大変評判がよかったと聞いています。

 

k-lieux.hatenablog.com

 

 

 

正直悔しいです。

 

 

 

 

 

 

しかし悔やんでばかりもいられないので、後追い上等で、『イタリア語うんこ活用ドリル』を発表します!

え、『うんこ漢字ドリル』?じゃあこっちは『イタリア語うんこ活用ドリル』で勝負だ!

 

近日、書籍にして発売を予定しているので、ここでそのすべてを紹介することはできませんが、宣伝をかねてその一部を抜粋してお見せします。

 

 

1.まえがき

...(前略)...近年、「うんこ」を勉強に取り込もうという流れができつつある。実際にそれは『うんこ漢字ドリル』という形で形として提案もされている...(中略)...イタリア語における「うんこ」のしめる比率及び「うんこ」の使用頻度、出現度、愛され度、用法の広さは、日本語のそれをはるかに上回っている...(中略)...以上の事情をかんがみるに、「うんこ」を勉強に取り込む有意性は大変高いと考えられる...(中略)...本書では、このような社会情勢を踏まえ、イタリア語の勉強においてもっとも学習者を悩ませる「活用」を主軸とし、活用を勉強するためのまったく新しい形のドリル形式の練習問題を提案する。その名も、『イタリア語うんこ活用ドリル』である。なお、本書は、イタリア語うんこ学会会長の加賀カッカ氏、イタリア語うんこ関連書類出版の雲湖水氏、及びイタリア語校閲を快く引き受けてくれたメルダ・メル氏の助けなしには、完成を見なかった。この場を借りて感謝する。当然、残されたミスはすべて筆者の責任である。

 

2.活用現象とは

 活用とは、簡単にいってしまえば、人称、数、性、法、時制などに応じて名詞や動詞などが形を変えることである。名詞の活用は『曲用』と呼ばれることもあるが、ここではそこでの差異は関係ないので無視して話を進める。

 それでは難しい問題は抜きにして、早速イタリア語の活用を見ていくことにしよう。

 

"cacare(うんこをする)"の活用

  単数 複数
一人称 caco cachiamo
二人称 cachi cacate
三人称 caca cacano

 

一人称単数から順に、「カーコ」「カーキ」「カーカ」「カキアーモ」「カカーテ」「カーカノ」と発音する。イタリア語では基本的に後ろから二番目の母音にアクセントがくるのでそこを強く発音するが、三人称複数のみ初めの母音にアクセントがくるので発音に注意。また、イタリア語では"ci"は「チ」と発音するので、「キ」という発音の場合は"chi"のように"h"を挿入する必要があり、表記にも注意が必要である。

これが基本の活用の形となるが、もちろん、ここに法や時制が関わってきて形はより複雑になる。すべてを最初から暗記するのは大変なので、早速ではあるが練習問題をやりながら確認していこう。

 

3.活用ドリル

以下の(  )に"cacare"を適切な形に活用して入れなさい。人称と単複だけでなく、時制や法にも注意すること。

 

1. Io (         ) ogni mattima prima di uscire.

 私は毎朝出かける前にうんこをします。

 

2. (         )  è  bello, sopratutto per chi soffre di stitichezza.

   特に便秘の人にとっては、うんこをすることをとても素敵なことだ。

 

3. Mentre loro (           ), io guardavo un film.

   彼らがうんこをしている間、私は映画を見ていた。

 

4. Ehi, tu! Ma non (          ) in pubblico!

   おい、あんた!公衆の場でうんこをするな!

 

5. Speriamo che non (           )!

    (慣用句)がんばるよ!

 

6. Non si (         ) alla casa delle ragazze.

    女の子のうちではうんこをしないものだよ。

 

7. Immagino che lui stia (           ) adesso.

    彼は今うんこをしていると思うよ。

 

8. Mi sono (           ) adosso.

   うんこ漏らしちゃった。(慣用句的に「びっくりした!」)

 

9. Mi fa (            )...

    最悪だよ...

 

10. Sto (            )!

 いまきばっているから!

 

11. Se potessi (           ) proprio adesso, io (            ) subito!

    もしまさに今うんこをしてもいいなら、すぐするんだけどなあ!

 

12. Vado a (         )!

  うんこしてくるね!

 

4.解答と解説

1. Io ( caco ) ogni mattima prima di uscire.

 私は毎朝出かける前にうんこをします。

 

文頭に"io(私)"がきていますから、ここは一人称単数形の"caco"を使います。

 

2. ( Cacare )  è  bello, sopratutto per chi soffre di stitichezza.

   特に便秘の人にとっては、うんこをすることをとても素敵なことだ。

 

「うんこをすること」のように使うときは、不定形(辞書形)の"cacare"を使います。

 

3. Mentre loro ( cacavano ), io guardavo un film.

   彼らがうんこをしている間、私は映画を見ていた。

 

 "mentre(〜の間)"という副詞節の中の"cacare"の問題です。"loro"が ありますから三人称複数、そして、「〜していた間」という意味で、過去でありかつ進行なので、半過去の"cacavano"を用います。

 

4. Ehi, tu! Ma non ( cacare ) in pubblico!

   おい、あんた!公衆の場でうんこをするな!

 

命令形です。命令形にも様々な形がありますが、ここは二人称の否定命令なので不定形(辞書形)を使います。

 

5. Speriamo che non ( cachi )!

    (慣用句)がんばるよ!

 

慣用句です。"In culo alla balena (がんばってね)"と言われたときの答えです。しかし注意しなければならない文法事項は同じです。"sperare"の後の節(文)には、接続法がきますから、"cachi"となります。要注意です。

 

6. Non si ( caca ) alla casa delle ragazze.

    女の子のうちではうんこをしないものだよ。

 

非人称用法です。一般的な規則や一般事象を述べる際に使います。この場合は三人称単数形の"caca"を使います。

 

7. Immagino che lui stia ( cacando ) adesso.

    彼は今うんこをしていると思うよ。

 

進行形です。進行形は"stare"+動詞のジェルンディオで作りますから、ここは"cacando"となります。

 

8. Mi sono ( cacato ) adosso.

   うんこ漏らしちゃった。(慣用句的に「びっくりした!」)

 

過去形です。この場合は再帰的(自分に帰ってくること)に使われていますから、"essere"を使いますが、そこに惑わされないようにしましょう。過去形は"essere"または"avere"+過去分詞で作られますから、ここでは"cacato"です。

 

9. Mi fa ( cacare )...

    最悪だよ...

 

使役形です。使役形は"fare"+動詞の不定形(辞書形)なので、ここはcacareです。この表現は、直訳すると「なにかが私にうんこをさせる」ですが、ひるがえって、「最悪だよ」という意味になります。

 

10. Sto ( cacando )!

 いまきばっているから!

 

進行形ですので、"cacando"です。

 

11. Se potessi ( cacare ) proprio adesso, io ( cacherei ) subito!

    もしまさに今うんこをしてもいいなら、すぐするんだけどなあ!

 

仮定文です。ここは少し難しいかもしれませんね。ここではは「ありえない今現在こと」について語っています。"potessi"は"potere(できる)"の接続法半過去の一人称複数形、そして助動詞"potere"ですから、この後には不定形(辞書形)がきます。ですから"cacare"です。その後の主文の動詞は条件形を使います。主語が"io"ですから、一人称単数条件形の"cacherei"となります。

 

12. Vado a ( cacare )!

  うんこしてくるね!

 

"a"は日本語の「〜しにいく」の「に」のようなものです。"a"の後には不定形がきますから、答えは"cacare"です。

 

 

さあ、いかがでしたでしょうか。今後もどんどん問題を追記予定です。楽しみにしていてくださいネ!

 

 

最後にうんこの慣用句を一つ。

 

 

Tre nebbie fanno una pioggia, tre peti una cacca.

三度の霧は雨となり、三度の屁はクソとなる。

 

 

 

 

 

 

 

意味がわかりません!!Why Italian peopleeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イタリア人は海賊だ

 

0.序

こないだ街角で街頭インタビューをしようと思って立ってました。

何を、なんのために聞くのか。

「イタリア人は海賊だと思う人はどれくらいいるか」

という私の中での永遠のテーマに答えを与えるためです。

 

とはいっても私は超恥ずかしがり屋。地球を代表する恥ずかしがり屋。

「さあ、聞こう」

「いまだ、聞くぞ」

と躊躇している間に時間がすぎ、私は結局誰にも聞くことができませんでした。

 

本来は「街頭インタビュー、100人に聞きました。あなたはイタリア人は海賊だと思いますか」というテーマにしたかったのですが、やむを得ません。タイトルを変えます。

 

今回のテーマは

「街頭インタビュー、0人に聞いて、私が街頭で妄想しました。あなたはイタリア人は海賊だと思いますか」

です*1

f:id:k-lieux:20170523191936j:image

f:id:k-lieux:20170523191941j:image

 

1.問題設定

「イタリア人は海賊かもしれない」と思うようになったのは、なにも最近のことではない。ずいぶん前からこの問題は頭にはあった。大変直感にそぐうものだ。

イタリア人と関わったことがある誰もが一度は考えたことがあるだろう。

 

「こいつら、海賊なのでは」

 

という拭ってもぬぐいされぬ疑念。これに対して今回は答えを与えていきたい。

というわけで今回の問題設定はこうだ。

 

「イタリア人は海賊である」という一般化の妥当性を示すこと。

 

2.問題解決のための手順

さて、華麗に問題設定が済んだところで、アプローチ方法を考えなければならない。研究の良し悪しは、問題設定とその分析方法によって9割は決まる。問題設定はすでに済んだ。「イタリア人は海賊である」という一般化の妥当性を示すだけだ。最高の問題設定だ。今考えなければならないのは、問題解決のための手法である。

すぐに分析に移りたいが、念のために、研究というものに縁がない方のために、ここで少し寄り道をしよう。

 

 

 

 

 

 

皆さんが、ふと、

 

「きりたんぽが佐々木希に似ている」

 

と感じたとしよう。

 

 

 

 

 

 

突拍子もないと思われる方もいるかもしれない。しかし、研究をスタートさせるためには常識を疑わなければならない。

 

ニュートン以前は、誰もりんごが地面に落ちることを不思議に思わなかった。しかし彼は地面に落ちるりんごを見て、不思議に思ったのだ。なぜりんごは「落ちる」のか。そう、これが研究のスタート地点。SOW、常識を疑わなければならない。

 

さて、「きりたんぽが佐々木希に似ている」という直感。

 

人は笑うかもしれない。しかし、くじけてはいけない。「きりたんぽ」と「佐々木希」が似ているところを列挙すればいい。

 

きりたんぽは白い、佐々木希も色白、つまり白い

 

きりたんぽの含有水分は50%、佐々木希の含有水分は70%、両者は限りなく近似している...

...

 

とこんな感じだ。

そうすると不思議な事実に気づかされる。

 

きりたんぽは秋田県名物であり、佐々木希秋田県出身であるという事実に

 

これが研究の醍醐味である。

 

常識を疑い、研究の結果思ってもいなかった共通点が見えてくる。物事の本質を捉えるとはこのことだ

 

わかっていただけただろうか。研究の手法というものを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はちんぷんかんぷんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

話を戻そう。

「イタリア人は海賊か」という問いに答えを与えていくためには、両者の共通点を探ればいい、ということになる。そういう話だった。SAW、きっとそういう話だった(錯乱)

 

3.海が好き

まず、あげたいのが、イタリア人も海賊も「海が好き」ということだ。海賊は海に繰り出すわけだから無類の海好き、ここに疑問を呈する人はいないだろう。数ある先行研究も、きっとそう言ってるに違いない。そしてイタリア人も無類の海好き。夏になれば必ず海に行かなければならない人種だ。

海が嫌いな人などいない。海で泳いで肌を焼いて初めてイタリア人だ。海の近くには別荘が乱立し、夏の真っ盛りともなれば、足の踏場もないほどイタリア人が砂浜に絨毯のように敷き詰められる。これを海好きと言わずに何好きというべきか。

注意して欲しいのは、「泳げるか泳げないか」は関係ない。「泳げない」ことは「海が嫌いである」ことを含意しない。かの国民的海賊漫画も泳げない人ばかりだが、みんな海に繰り出しているわけである。大海賊時代というのはそういうことだ。

 

4.宴好き

イタリア人は「パーティが好き」だ。そして海賊も「宴が好き」だ。「パーティ」と「宴」は同義であると捉えて問題あるまい。海賊は毎晩毎晩宴だ。イタリア人も毎晩毎晩パーティだ。友達の友達は友達。カラビニエーリ*2が注意に来るまで飲めや歌えやの大宴会である。パーティが嫌いなイタリア人はいない。

そしてこれはすでに証明済みである↓

k-lieux.hatenablog.com

 

5.酒好き

そしてイタリア人は酒好きだ。酒が大好きだ。海賊も酒が大好きだ。ワインか、ビールか、そんなものは関係ない。イタリア人も海賊もみんな酒好きだ。「飲まないのに、なんで海賊やってんの」or「飲まないのに、なんでイタリア人やってんの」だ。

そしてこれもすでに証明済み↓

 

k-lieux.hatenablog.com

 

6.音楽が好き

そう、どちらも音楽が大好き。ラテン系のノリノリな音楽が大好き。イタリア人はギターを持って広場に繰り出し、みんなで大きな声で歌を歌う。知り合いかどうかなど関係ない。みんな歌いまくる。声が枯れるまで。海賊もそう。

今年の音楽はコレ↓

www.youtube.com 

 

7.女好き

いわずもがな。

証明済み↓

k-lieux.hatenablog.com

 

8.体毛が濃い

これもいわずもがな。

 

9.まとめ

イタリア人と海賊には5つも共通点がある。「イタリア人は海賊だ」という考えに、にわかには首肯できなかった人間も、ここで「うん、そうだ」と言わざるをえまい。

 

ただし、ここでの議論には若干弱い部分がある。

 

 

「イタリア人は海賊のように略奪行為をするのか」

 

 

という根本的な問いに答えられていない。

 

 

 

イタリア人は略奪行為をするか、という問いに対しては、NOと言わざるを得ない。しかし、この例をもって、イタリア人は海賊ではないと結論づけるのは尚早である。一つの反例のために美しい一般化、ここでは「イタリア人は海賊だ」という一般化を反故にしてはいけない。

 

そこで、本論文では、「イタリア人は海賊のように略奪行為をしない」という反例にこう応えたい。

 

「海賊も全員が略奪行為をしていたわけではない」

 

よく考えて欲しい。海賊にも「見張り役」「コック」「舵とり役」「音楽家」などさまざまな役割が存在している。全員が全員略奪行為に参加していたわけではないのである。彼らは略奪行為を「見ていた」だけ。SOU、「見て楽しんでいた」だけだ。

さあ、かの超有名海賊漫画を思い出して欲しい。イタリア人も大好きだ。この事実はつまり、「イタリア人は略奪行為を楽しんでいる」と捉え直すことができる。

そう、イタリア人も略奪行為を「見て楽しんでいる」のだ。

 

こうして無事反例は、実は一見反例に見えるだけで、真の反例にならないということが示せた。

 

 

 

 

 

 

 

さあ、もう納得せざるを得まい。

 

「イタリア人は海賊である」という一般化の妥当性に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はちんぷんかんぷんだ

 

 

 

 

 

*1:イラストはHさんからのもらいもの

*2:イタリアの警察みたいな治安維持のため組織

イタリア人はお酒を飲んでいるとヒジが上がるらしい

訳のわからないタイトルから、訳のわからない中身の記事を書くという、いつもの様式美ですが、今回はイタリア語のお酒に関わる表現を少し考えてみました。

 

イタリアといえばお酒でしょう?

イタリアといえば、ワイン。そんなイメージを持っている人も少なくないかもしれません。仮に「イタリアといえばお酒でしょう」と言われたとしたら、それを頑なに否定することは私にはできません。たしかに、いたるところにパブとバーが乱立し、お昼からお酒を飲む人も少なくない、それがイタリアです。

イタリアでは残念ながらお酒を飲まない人に人権はありません。彼らは常に「飲めや歌えや」の宴が大好きですから、皆さんもこのお酒のビッグウェーブに乗り遅れてはいけません。

日本では「お酒を浴びるように飲む」と言いますが、イタリアでは「お酒を浴びて飲む」です。お酒を飲んで飲んで飲みまくり、浴びて浴びて浴びまくる、それだけできて初めてイタリアで一人前に生活できるようになります。

 

さあ、

 

 

 

目をつぶって想像してください。

今あなたの目の間にはお酒を浴びている人がいます。

そこには何人の人が見えますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで見えた人の数が、あなたが自分を見つめ直さなければならない回数です。

 

 

 

私のお酒の失敗談

私はお酒があまり好きではありませんが、友人と一緒にいるとなんとなく飲んでしまうこともあります。それでもやはりセーブすることが多いので基本的には酔い潰れることはないのですが、イタリアで一度お酒で失敗しました。

 

カターニアというシチリアの町にいたときですが、その日は私の先輩が翌日帰国するということで、友人とパーティを開いていました。そこに私も参加したのです。

そこでは楽しくお酒を飲んでいた訳ですが、ゲーム感覚でたくさんの種類のお酒を混ぜて飲むという若気の至り的なこともしていました。

案の定私は酔いに酔い、だんだん意識が遠のいていきました。

するとその様子をみて心配した先輩は、フライドポテトを食べたら治るんじゃないかという圧倒的意味のわからないロジックで私にフライドポテトを勧めてきました。私も「そうかもしれない」という圧倒的無責任さでそれをいただいた訳ですが、案の定そこから先は(自主規制)とあいなったわけです。

 

お酒にかかわる表現

これから先、皆さんがイタリアに旅行すること、留学すること、出張すること、あると思います。そこでお酒を勧められることもあるでしょう。私みたいな失敗を繰り返さないためにはどうすればいいのでしょうか。

みなさんがお酒を飲めないというのであれば、まずこう言いましょう。

 

Sono astemio.

ソーノ アステーミオ

私、お酒飲めないです。

 

"sono(ソーノ)"は一人称単数形、"astemio(アステーミオ)"は「下戸」です。「体質的にお酒が飲めない」ということをアピールして、相手に配慮してもらいましょう。

他にもこんな言い方もあります。

 

Non reggo tanto.

ノン レッゴ タント

私、すぐ酔うんだよね。

 

"reggo(レッゴ)"は"reggere"の一人称単数形で、「こらえる」とか「踏みとどまる」とかという意味で、"tanto(タント)"は「たくさん」ですから、「あまり踏みとどまれない」→「すぐ酔ってしまう」という意味になります。「飲めない訳ではないけれど、すぐ酔ってしまうことを相手に伝えたい」というときに便利です。

 

逆に皆さんがお酒に自信があって、それこそ浴びるほど飲みたいというのであれば、こういってやりましょう。

 

Reggo tanto, portatemi il barile.

レッゴ タント ポルターテミ イル バリーレ

私、強いんで、樽で持ってきてください。 

 

解説しません。勝ち誇った顔で言ってください。これであなたも人気者です。

 

いろいろな言い方があると思いますが、一つ二つ覚えておいて、的確な状況で的確なタイミングでいえば、相手も必ず理解してくれます。イタリアだからといって無理してお酒を飲む必要はありません。イタリア人でも飲めない人はたくさんいます。イタリアで立派な仕事をしている私の友人は頑なにコーラしか飲んでいませんでしたけど、なんの問題もありませんでした。

 

さて、タイトルを回収しなければならない時間がやってきました。お酒に関わる表現で、私が面白いと思ったのが、以下の表現です。

 

Alzare il gomito

アルツァーレ イル ゴーミト

直訳:肘をあげる

「お酒を飲みすぎる」

 

慣用句です。"alzare"は「上げる」、"il"は定冠詞、"gomito"は「肘」です。直訳すると「肘を上げる」ですが、意味としては「お酒を飲みすぎる」です。ですから例えば、

 

Ho alzato il gomito ieri sera.

あげた  ひじを 昨日の夜

オ アルツァート イル ゴーミト イエーリ セーラ

 

といえば、「昨日の夜、ちょっと飲みすぎた」となります。「お酒を飲むときにはヒジが上がるから」だそうです。なんかおしゃれですよね。

 

 

 

 

 

でもなんか違和感...

 

 

 

 

肘をあげてお酒を飲む...

 

 

 

 

こんな感じ?*1

f:id:k-lieux:20170505000945j:plain

 

 

 

うーん...

 

 

 

 

 

 

飲みにくくない?

 

 

 

 

 

 

*1:イラストはHさんからのもらいもの

イタリア語を勉強するとデメリットもあるって

私には竹馬の友のFくんという人がいる。ちなみに彼は面長なので、私は密かに面と向かって、そして何よりも敬意をこめて、彼のことをお馬さんと呼んでいる。

そう、彼は竹馬の友ならぬ、竹友の馬。タケトモノウマ 🐴

イタリアで知り合ったタケトモノウマ🐴

 

タケトモノウマ🐴*1

f:id:k-lieux:20170503015640j:plain

 

 

彼は以前、「イタリアにおける合コンに関する理論的分析」という研究成果を私に発表してきた。

 

k-lieux.hatenablog.com

 

そんな彼がまたも研究成果を発表したいという。

タイトルは「イタリア語学習者にみられるマイナス的要素に関する実証的検証」。

彼はなんでもコトを大きくしたがるが、要するに「イタリア語を勉強するとデメリットがあるよん」ということを言いたいだけ。

あまり気乗りはしなかったが、つい先日、彼の「発表」とやらを聞いてみることにした。

 

外国語を学ぶことでの弊害って、いくつかあるじゃないすか。僕は、日本人がイタリア語を学ぶ時のデメリットのデータを収集したんす。それをちょっと聞いてくれないスか🐴

まあ、そうだね、特にイタリア語なんて、勉強しているだけで、「きどったいけ好かないヤツ」ていう印象が付きまとうこともあるからね。確かにデメリットはいくつかありそうだよね。

そうなんす、そこなんすよ。「イタリアってかっこいい」んです。これが一番の問題なんです。「カッコイイ」からついイタリア語の知識を出しちゃうと、お前きどってんのか、となるんです🐴

うんうん、わかるよ。イタリア語はカッコイイというイメージ、あるよね。

特にイタリア語が上手い人ほど、デメリットが前面に出てくる、ってあると思うんですけど、そういうデメリットをまとめたんで、聞いてください🐴

うん、おk、聞かせてくれ(上手い...うまい...ウマい...そうか、Fくんはやっぱり馬が好きなんだな😊)

 

1.カフェしよう案件

まず一つ目っす。イタリア語を勉強した人は、「お茶しよう」のことを、つい「カフェしよう」って言っちゃうんです。イタリアでは「お茶」はメジャーじゃないですからね。これって結構出ちゃうと思うんですよね。いうまい、と思っていても体に染み付いちゃったものはなかなかとれないというか...🐴

 確かに、一理あるな、それはきっと言っちゃうな(いうまい...いウマい...い馬い...いいぞーこれ😊)

 

2.ピッツァ案件

二つ目は、ピザのことを「ピッツァ」って言っちゃう。これですね。ついつい本場の発音が出ちゃう。まあ、これなんかはありきたりかもしれないすけどね🐴

そうだね、ありきたりかもしれないけど、いいんじゃなか。サンドウィッチマンがネタにするくらいだぞ(「出ちゃウ。マあ、これなんか...」...「でちゃ馬」...あれ、もしかしてFくんはもはや馬なのかい?ねぇ、🐴なのかい?)

 

3.パスタ案件

三つ目は、スパゲッティのことをパスタという人を見るとつい、「それはパスタじゃない、スパゲッティだ」と訂正をいれちゃう🐴 

まあ、あるかもね。パスタはあくまでも総称であってスパゲッティのことはパスタとはイタリア人は言わないからね(しっかし見れば見るほど馬っぽいなぁ...もしかしてウマウマの実、モデル馬の能力者かしら...ねぇ、君は能力者なのかい?)

 

4.イタリアレストラン案件

四つ目は、イタリアンレストランの名前を見るとドヤ顏で名前の解説をしだしてダメだしをしちゃう。これもあるっすよねー🐴

まあ、そうかもね(いや、待てよ、馬がヒトヒトの実を食べた可能性もあるな...ウマウマの実を食べたヒトなのか、ヒトヒトの実を食べた馬なのか...これは難しい問題だぞ)

 

5.オーバーリアクション案件

五つ目は、まあこれは言葉関連じゃないんですけど、オーバーリアクションになるっていうやつっす。これもはずいっすよねー🐴

ウマウマ...(そうだね、確かにあるかもしれないね)

 

6.ヒヒンヒヒーン案件

ウマウマ? 何言ってるんすか? そして六つ目はヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒーンヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒーンヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒーンヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒーンヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒーンヒヒーンヒヒンヒヒンヒヒーンヒヒー..🐎

 ちょっと何言ってるかわかんないっす。

 

わかんないってどういうことですかヒヒーンちゃんと聞いてヒヒーン何かそっちでもわかったこととかないですヒヒーンか🐴

 

 

ときたので、その場はコーヒーを濁して帰ったが、

 

 

 

 

ただ一つ言えるとしたら、 どうやら僕の竹馬の友は、

 

 

 

 

 

 

 

ウマウマの実を食べた馬である

 

 

 

 

 

ということだろう。

 

 

 

そしてもう一つ言えることは、

 

 

 

 

彼が当ブログの宣伝ツイッターを勝手に始めていたということである

 

 

twitter.com

 

 

数奇な方は、きっと彼が喜ぶので(そして私も喜ぶので)フォローしてあげてください。

 

 

 

 

 

 

以上、厩からのレポートでした。

 

 

 

 

 

 

*1:イラストはHさんからのもらいものです

イタリアで日本人があう差別なんてほとんど中国に対する偏見

悲しいですが、地球上どこにいっても差別をする人はいます。あなたがどれだけ声高に人類愛を叫んでも、差別をする人は絶滅しません。差別を決して受けいれてはいけませんが、差別をする人たちにむやみやたらに反応してもいけません。どこかで割り切るしかないのです。そうです、我々は神に産み落とされた聖なるこどもたちなのですからそして神の下に我々は自由と愛と自由とそして愛を謳歌し、差別を超えた線状のアリアなのですからそれをもってしてもまだ差別をするという輩に対しては隣人愛顔まけの念仏を唱えてホーホケキョ。

 

なんか途中からわけがわからなくなりました。

 

イタリア留学中にあった差別?の話

 

私がかつてシチリアに留学していた頃...毎日のんきに過ごしていたあの頃、突然友人に呼び出されたのでした。

そして彼らはおもむろにこういったのです。

「おい、警察行くぞ」

 

「え?わ、私、別に何もしてないんですけど!(勉強もしてないんですけど!)」

 

となったわけですが、なんのことはない、私が街を歩いていた時にどうやら「ことばに絶する」罵倒を受けたとのことです。それをたまたま私の友人が見ていたんだとか。

どうやら差別的表現を私に向かって投げつけた人物は車に乗っていたようで、彼らはその車のナンバーを控えたとのことでした。

 

「さあ、一緒に警察に行くぞ」

と意気込む友人たち。

 

「いや、僕、勉強したいし」

となぞの理由で断る私。

 

「なんで、いかないんだい? あなたは差別を許せるのかい?」

と迫る友人たち。

 

「許せないけど、勉強したいし」

と、どんどんテンパる私。

 

「勉強より大切さ、さあ行こう」

と鼻息荒く私を警察署に連れて行こうとする友人たち

 

に結局まけて、友人たちと警察署まで行きました。

 

正直私は警察とイタリア語で話すことの方が億劫でした。差別とか言われても、私は何かを言われたということを全然気にも止めていなかったので、説明することもありませんでした。説明することがないのに相手の時間を奪うなんて恥ずかしいことこの上ありません。恥の多い人生を送ってきましたが、私だって恥ずかしい思いをするのはいやなのです。話すことがないのにイタリア語で警察官と話すことほど避けたい状況はこの世にありません

まあ、それでも、友人たちがそこまで本気で私のことを考えていてくれたことに感動したのも事実です。これはいっちょ差別的発言をしたやつをギャフンと言わせてやろうとおもったのです。というわけで、私はある種の期待に胸を膨らませたのでした。

 

というわけで一通り警察官に状況を説明した友人たちに警察官が放ったのは驚きのひところでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「その場でいいかえしなよw」

 

 

 

 

「その返答はなんだ」

と憤る友人たちを尻目に私はこう思ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だよね〜⭐️」

 

 

 

 

ま、というわけで、結局友人と差別をネタに祭り騒ぎをしただけだったわけです。

 

おしまいおしまい。

 

警察は暇じゃないんだね。

 

警察もいちいちちょっとした差別的発言に対して腰をあげるほど暇ではないということですね。まあ、イタリアの警察官、結構暇そうにしてますけど。

でもそれでいいと思います。いわれのない差別的発言をする人に対して正面からぶつかってはいけません。相手には理屈が通じませんから。マナー講座の先生とかことばの使い方コンサルタント並みに理屈が通じません。差別的発言をする人はとりあえず相手が傷つく姿を見たいだけなのです。相手にしたら疲れるだけよね。

 

イタリアであう差別のほとんどは中国に対する偏見

 

というか、「中国人」絡みだった気がします。道を歩いているとそういう関連の表現をよく浴びせられました。大した差別じゃないですよね。だって、私と中国人は関係ないですし。

こういうときになぜ中国人が槍玉に上がるのかというと、どうやら彼らがいたるところで商売を始め、イタリア人の職を奪っているという考えをする人もいるからだそうです。確かに、イタリアでは「イタリアのイタリア人がいないところにも中国人は居る」と言われるくらい中国の方は多いですね。商売上手でもあります。

そして、「中国人のこのやろう」とか言っている人に限って中国の方が経営しているお店で買い物をしています。何にも考えてないんですね、奴らは。

 

イタリアで差別にあって思ったのは...

 

イタリアがどんなに愛にあふれる国であったとしても差別をする人はいるということ、まずこの一点。そして、そういう輩は大抵「教育」という道から外れてしまったかわいそうな人たちです。何かを言われたら、反応せずに流すのが一番です。まあ、そういう経験を通して友人の愛の深さに気づいたのは皮肉な気もします。

そして、日本人がイタリアであうちょっとした差別的場面なんて、だいたいいわれのない「中国人」という謎のレッテル貼りで意味はこれっぽっちもありません。

 

もちろん、もっとひどい差別とかもガチでありますが、大抵はしょうもないことですよね。気楽にいきましょ。

【和訳】"Meraviglioso" - Domenico Modugno, Negramaro

 

"Meraviglioso"とは

イタリアの名曲、"Meraviglioso"の和訳です。"meraviglioso(メラビリオーゾ)"は、驚くほど「すばらしい」という意味です。英語のマーベラスですね。

この曲は、1968年にDomenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)によって発表されたものですが、2008年にNegramaroというバンドによってカバーもされています。どちらもとてもマーベラスですが、昔の曲調は耳に合わないという方は、Negramaro版から聞くのもありかと思います。こちらの方がかなり現代調になっていますので。

解説というほどのものではありませんが、最後に簡単な解説及び曲に対する意見なんかもベロベロ吐き出しました。

 

Meraviglioso -Domenico Modugno


Meraviglioso - Domenico Modugno

 

Meraviglioso -Negramaro


NEGRAMARO - Meraviglioso (video ufficiale)

 

歌詞と全訳

 

E' vero

credetemi è accaduto

本当なんだ、

信じてくれ、なにが起こったかを

 

di notte su di un ponte

ある夜、橋の上で

 

guardavo l'acqua scura

con la dannata voglia

di fare un tuffo giù

どうしようもなく飛び込みたい気持ちで

薄暗い水を見てたんだ

 

D'un tratto

qualcuno alle mie spalle

そしたら突然、

誰かが後ろで

 

forse un angelo

vestito da passante

mi portò via dicendomi

Così:

たぶん旅人の格好をした天使が

僕を引き止めてこういったんだ

 

Meraviglioso

すばらしいじゃないかと

 

ma come non ti accorgi

di quanto il mondo sia

meraviglioso

いったいどうして君は

どれだけ世界が素晴らしいかに

気がつかないんだ

 

Meraviglioso

メラビリオーゾ

 

perfino il tuo dolore

potrà apparire poi

meraviglioso

君の痛みもいずれわかるさ

すばらしいものだったと

 

Ma guarda intorno a te

che doni ti hanno fatto:

ほら、君の周りをみてごらん

どんな贈り物があるか

 

ti hanno inventato

il mare 

世界は君に海を

作ったんだよ

 

Tu dici non ho niente

きみは、自分にはなにもないと言う

 

Ti sembra niente il sole!

La vita

l'amore

太陽がなんでもないと言う

人生が

愛が

 

Meraviglioso 

メラビリオーゾ

 

il bene di una donna

che ama solo te 

meraviglioso

あなたのこと だけを愛してくれる女性

という幸福

すばらしいじゃないか

 

La luce di un mattino

朝の光

 

l'abbraccio di un amico

友人の抱擁

 

il viso di un bambino

こどもの顔

meraviglioso

すばらしいじゃないか

meraviglioso

すばらしいじゃないか

 

La notte era finita

e ti sentivo ancora

夜は終わっていて

まだあなたを感じていた

 

Sapore della vita

命のかおり

 

Meraviglioso

メラビリオーゾ

 

Meraviglioso....

メラビリオーゾ

  

解説っぽいなにか

Domenico Modugno(ドメニコ・モドゥーニョ)とは


この曲は、イタリアポップ音楽界のレジェンドの一人と言われるDomenico Modugnoによって発表されました。日本では「ボラーレ」で知られる"Nel blu dipinto di blu"の人です。「ボラーレ」は有名ですが、「メラビリオーゾ」はあまり、というかほとんど知られていません。

 

有名なボラーレ


Volare - Domenico Modugno - Nel blu dipinto di blu

 

"Meraviglioso(メラビリオーゾ)"を解説*1

何について語っているのか

さて、「メラビリオーゾ」の解説ですが、まず、この曲が何について語っているのか、ということを明らかにしなければなりません。一度聞けばだいたいわかるわかりやすいテーマを扱っていますが、ざっと言ってしまえば、「人生(または世界)がいかに素晴らしいのか」ということを語っています。「Meraviglioso(ああ、すばらしいネ!)」となんども言っているのが印象的ですよね。

曲の語り手

この曲の語り手は二人います。一人が冒頭で「本当なんだ、信じてくれ」と始める、いわばこの曲の主人公です。彼(または彼女)は、くらい海を見て、飛び込もうとしているわけです。そこにangelo、つまりエンジェルが現れて、「待った」をかけます。そしていかに世界が素晴らしいのかということを彼に語っていくわけです。このエンジェルが、海とか太陽とか愛とかの素晴らしさを語るところが、イタリアっぽくて個人的には大好きです。そして「朝の光」「友人の抱擁」「子供の顔」ときます。一見、なんでそのチョイス?となりそうですが、全てスッと「ああ、そうね」と思わせる絶妙なチョイスでもあります。

最初は死のうとしている主人公から始まり、そこからエンジェルさんの独話になります。そのエンジェルさんが世界がいかに素晴らしいかについて語るわけです。そして夜が明け、最後は主人公が言うわけです、この世界は「メラビリオーゾ」と。

実はこの曲、イタリア最大の音楽の祭典「サンレモ音楽祭」に、「ふさわしくない」という理由で受け入れられませんでした。おそらく最初のはいりが「自殺」になっていたからだと思われます。まあよく考えなくても、「死」を一切肯定していないのですが、不適切という理由でサンレモに受け入れられなかったことからも、当時はあまり流行らなかったことが予想されます。

素晴らしきものとして挙げられているモノ

私は正直未だによくわかっていません。素晴らしきモノとして「海」「友人の抱擁」「こども顔」が挙げられています。なんとなくわかるものの、これらは何を象徴しているのでしょうか。「海を美しい」と思う感覚と「友人の抱擁」に抱く感情と「こどもの顔」に湧き上がる思いは、一体...何でしょう。「自然」と「人間」への愛なのでしょうか。

加えて、"il bene di una donna che ama solo te(あなただけを愛する女性から得られる幸福感)"も素晴らしいものとして挙げられているわけですが、なぜ「女性」なのでしょう。Modugnoが男だから?または「女性」が何かを象徴しているのでしょうか。正直まだまだ検討の余地がある歌詞です。

Negramaroによるカバー

この曲は、30年の月日を経て、Negramaroという超有名バンドによってカバーされることによって、再び注目されることとなりました。曲調が少し違うのですが、歌詞はほとんど同じで、伝えたい内容を見事に伝えきった名カバーと言えるでしょう。彼らの貢献は、なによりも、かつての名曲を若者たちにも伝えたという点にもあります。ちなみに、筆者もNegramaroから入ったクチです。

さて、歌詞が「ほとんど」同じ、と述べましたが、微妙に異なっている点があります。例えば、以下のフレーズが明らかに違います。

 

[Domenico Modugno]

perfino il tuo dolore potrà apparire poi meraviglioso

きみの痛みもいずれ素晴らしくみえるさ

[Negramaro]

perfino il tuo dolore potrà guarire poi meraviglioso

きみの痛みもいずれ治るさ、ああ素晴らしい

 

明らかにModugno版では"apparire"でNegramaro版では"guarire"と異なっています。"apparire"は「現れる」、"guarire"は「治る」という意味なので全く逆になっているように見えます。ただし、Modugno版の"apparire”ですが、Modugnoのこの曲は、「痛みすらも美しく、その痛みと向き合おう」ということを言ってますので、ここでは、"apparire"は「〜に見える」と捉えるのが妥当です。つまりいわゆるS(痛み)V(〜に見える)C(すばらしい)の関係で、「痛みすらいずれ素晴らしく見える」が訳としては妥当であると考えられます*2

最初はModugnoの歌詞が間違っていると思っていましたが、何度聞いても"apparire"と言っているので、間違いなくこの解釈になります。そうするとNegramaro版の最後の"meraviglioso"が浮いていることに気づきます。"guarire"がSVC構文をとるとは考えにくいからです。なのでこれに訳を当てるとしたら、「ああ、すばらしい」と間投詞的に訳すしかないかもしれません*3

私の理解が正しいとすると、二つのバージョンで全く異なったことを言っていることになってしまいます。「痛みもすばらしい」と「痛みも消えるよ」ではだいぶ違います。それでいいのでしょうか。Negramaroの作詞作曲を担当しているのは、Giuliano Sangiorgi (ジュリアーノ・サンジョルジ)という現代イタリアポップ音楽界の天才なので、きっと何か意味があるのでしょうが、私にはその崇高な意図が読みとれません。何かあればご教示ください。

何を読み取るか

私はNegramaro版から入ったので、そうだね「痛みもいずれは治るよね」と納得していました。いわゆる「時が解決する」というやつですね。しかし、Modugno版では「痛み、それすらも素晴らしい」と言っているわけですから、かなり積極的な感じになっていますよね。「時が解決する」というのは、真理ではあるものの、ある種の「逃げ」(消極的)でもあるわけです。Modugnoは、「逃げる」のではなく、「戦え、世界はこんなにも美しい」と言っているように見えます。

大きな悩みがある時は、考えたくなくても考えてしまい、何も手につかないということがあります。そういった時に時が解決する」とそれを横に置いておくのも一つ、時間を確保してそれとがっぷり四つに組み合うのも一つですね。

 

 

 

 

 

 

*1:あくまでも私の解釈ということを理解していただけるとありがたいです。

*2:ちなみに、筆者は、まだイタリア語が全然わからなかった頃にこれを聴いて、"perfino(ペルフィーノ)(〜さえ)"を"delfino(デルフィーノ)(イルカ)"と思ってました。海の話してるし、イルカがなんかあんの?でもイルカ関係なくね?というアホ丸出しでした。

*3:何か別のご意見があればぜひご教示ください。

大物イタリア人ユーチューバーとコラボします

 

1.ブログのアクセス数を伸ばしたい

という欲にまみれた煩悩を持っております。もっとみんなにイタリアを知ってもらいたいとかもっとイタリアの魅力を知ってほしいとかという気持ちもなくはないですが、何よりも私は承認欲求の塊です。

 

2.というわけでアクセス数を伸ばすためには何をすればいいのか

を分析しなければなりません。分析にあたっては、私のない頭を振り絞って考えていくほかありません。なぜなら、私は調べるとか裏をとるとかそういう面倒臭い過程が大嫌いだからです。もっというなら頭を絞るのも大嫌いです。

パッと思いつく限りで、アクセス数を伸ばす方法はいくつかあります。

  • 良質な記事を書く

当たり前です。良質な記事を書かなければ読者はつきません。しかし私に良質な記事を書くことなど到底できません。思いついたことを口からベロベロ吐き出すことしかできません。大変遺憾です。なので別の方法を模索するしかありません。

  • 流行の話題に乗る

これも王道です。ホットイシューを扱えば、面白くない貧相な記事でも読者を引きつけることができます。しかし私にはホットイシューを探す意欲もそれを広げる力もありません。なので他の方法を模索するしかありません。

  • ブログのテーマを絞る

これもあたりまです。人気者かよほどの達筆な方でない限り雑記ブログにはアクセスは集まりません。見向きもされません。ターゲットをしぼらないといけません。そこでブログの内容を限定する必要があります。当方、これに関しては自信があります。当ブログ、「イタリア語」と「日本語教育」という縛りを設けております。しかしなぜかアクセス数は伸びません。どうしてですか

  • 炎上する

これも一つの手段としてはありです。いわゆる炎上商法というやつです。しかし私には炎上する勇気もなければ、炎上させるだけの煽りテクニックもありません。私には縁がありません。

  • 人気者に便乗する

人気者に便乗すれば、目に止まるかもしれません。これなら私にもできるかもしれません。

 

 

いやできるかできないかじゃない、やるんだ

 

 

ということで大物イタリア人ユーチューバーとコラボすることにしました。勝手に。

当ブログは、勝手に大物イタリア人ユーチューバーの広告塔になり、ありとあらゆる情報を嘘か誠か関係なく撒き散らし、アクセス数を稼ぐことにします。

 

3.イタリアとユーチューブ

は懇意な関係にあります。日本でもユーチューブはかなり浸透していますが、イタリアも例外ではありません。私のルームメイトも朝から晩まで寝る間を惜しんで見ていました。私も負けずと目を血走らせながら見ていました。ユーチューブ、ユーチューブ、マインクラフト、ユーチューブという日々を送っていました*1

日本でももちろんほとんどのユーチューバーが有象無象の中に埋もれるているわけですが、イタリアでも有象無象だらけです🐘 今回の当ブログの煩悩まみれの目標は、「アクセス数を増やすこと」ですから、有象無象とコラボしても仕方がありません。

 

4.そこでコラボするユーチューバー

を選定しました。今回は、"Signore oscuro(スィニョーレ オスクーロ)"というユーチューバーに便乗することにしました。

スィニョーレ オスクーロ、いったいどういう意味なんでしょう。「スィニョーレ」が「紳士」で「オスクーロ」が「暗い」とかって言う意味ですから、さしあたり「暗黒紳士」とかいうかんじでしょうか。

 

暗黒紳士...

 

...

 

暗黒☆紳士...

 

...

 

アンコクシンシェ...

 

...

 

この字面だけで彼がいかに面白い人間なのかがわかりますね。

 

まあ、勝手にコラボとか言っていますけど、もちろん許可はとってあります。実は、暗黒★紳士さん、私の友達(アミーコ)です。そう、彼も私の最高のアミーコの一人なのです。名前をルカくんと言います。

 

5.ルカくんとはだれなのよ

それでは、簡単にルカくんを簡単に紹介しておくことにします。

彼は、南イタリアのバーリという街の出身です。精神科医父親を持ち、海兵としての訓練も経て、時にはやんちゃをしながらも、やがて日本語を勉強することを決意し、そしてユーチューバーになり、現在イタリアの関連大会で活躍中です。

こうして文字面で見ると、経歴がすごすぎて圧倒されますね。

そんなルカくんは、現在、暗黒★紳士としてYoutubeで華々しい活躍を見せている。そういうわけです。

 

6.暗黒★紳士さんを紹介しよう

紹介するとなると、彼のアピールポイントを列挙していく必要があります。となると、まずは彼の名前と外見から語らなければならないでしょう。

 

彼はルカ・マルガリと言います。名前が「ルカ」、名字が「マルガリ」です。

 

そう「丸刈り

 

自分で嬉しそうにネタにしていました。そして名は体を表す↓((イラストはHさんからのもらいもの)

f:id:k-lieux:20170412234414j:plain

さあ、みなさん、彼の名前と顔を知った今、実物はどんな人なのか気になりませんか。

 

Yes, 気になる↓

www.youtube.com

 

アピールポイントはまだまだあります。たくさんあります。語れないほどたくさんあります。しかしみなさんは「百聞は一見に如かず」という中国のことわざをご存知でしょうか。そう、アピールポイントなどみなさんが見て判断すればいいのです。

 

百聞は一見に如かず↓

www.youtube.com

 

私は彼のアピールポイントを語るのが怖くさえもあります。語ったが最後、この記事は止まらなくなってしまうかもしれません。そして語れば語るほど、芋づる式に出てくることを私は確信しています。ですからあえて語らないのです。

 

芋づるを確信↓

www.youtube.com

 

私は一度も彼のビデオ見たことがありません。しかし、とても機智に飛んでいて、ユニークで大変斬新なビデオであることは確かです。感じるのです。彼のビデオでは、ユーモア溢れる暗黒★紳士さんが卓越した意見を理路整然と並べています。BBCニュースとかABCニュースとかその辺のサイトより、情報の信ぴょう性という点において確実に抜きん出ています。 

 

BBCニュース↓

www.youtube.com

 

残念ながら、なぜバナーにキツネがいるのかもさっぱり見当がつきませんが、きっと私には測りかねない深遠な意味があるに違いありません。きっと私は深淵を覗きこんでおり、彼は純真なまなこでこちらを覗き返しているに違いありません。

深淵を覗こう↓

www.youtube.com

 

迷っている暇はありません。BGMとしても最高ですよ?

 

最高のBGM↓

Signore Oscuro - YouTube

 

面白いですよ?↓

Signore Oscuro - YouTube

 

ほらほらぁ↓

Signore Oscuro - YouTube

 

 

というわけで、勝手に暗黒★紳士とコラボすることにした当ブログでは、彼のビデオを紹介していく...かもしれません。

 

 

7.これでアクセス数が跳ね上がること

は間違いありません。

むしろごめんなさい。跳ね上がりすぎてごめんなさい。

  

 

 

 

 

 

*1:勉強は?